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北米バレエ留学についていった話
京都のはずれにある小さなバレエ教室からいきなり4人の生徒がニューヨークとボストンにバレエ留学をすることになり、教室の先生の配偶者である甲斐性なし旦那が生徒達を引率してひと夏を見守ることになったのだが…
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引率の者

Author:引率の者
妻(元バレリーナ)が拾ってくれなかったら、僕はとうの昔に大西洋で魚のエサになっていただろうな。いまは小さなバレエ教室の隅っこで日々たのしく暮らしています。もう大丈夫。



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漫画屋
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6時に目覚めると、できるだけ音を立てないように支度をする。おしっこをするのにも気を使うのである。できるだけ低い位置から直接水面に当てないようにして、水量を絞りつつ、あまり音を立てないように飛び散らないように。結局座ってした。

iBookを抱えて8畳のラウンジへ行くと、同室の女の子がノートパソコンにむかっていた、あの環境ではよく眠れないのは仕方がないだろう。作業をしていると、もう1人の女の子もやってきてソファーに座った、ここで眠ると良いだろう。お世話になっているKちゃんのお友達のお母様から家を出たとの電話があった。1時間ほどでABTに到着するようだ。

少し早いが宿泊先を出る。スターバックスへと向かい、コーヒーとケーキで朝食にする。トイレも使う、宿のあのトイレで大きい方をもよおすことは公共良俗に反することだ。食後にスターバックスの無料LANにつないで日本のニュースやらをチェックしていると、接続の方法を教えてくれと東南アジア系のおとうさんに尋ねられたので、つないであげた。これまでスターバックスでは何度もこうやって「コンピューター男」をやっている。やっぱり僕はパソコン兄さんに見えてしまうのだろうかと少し落ち込む。

時間になったのでABT前に移動する。しばらくしてKちゃん達を乗せた車がやってきた。泊めてくれたお友達とKちゃんの共通の友達のお父さんが送ってくれたのだ。そのお父さんに挨拶をして、Kちゃんにむかえの時間を確認して別れる。今から郵便局とボクシングに向かうのだ。途中、コンタクトレンズをしていないことに気づき一旦宿にもどった。

ちょっとがんばりすぎて、肩と腰が痛い。ジムに僕しかいなかったのでコーチの注目の手前やりすぎた。練習後の昼食は山盛りのサラダを食べた。少し体調を安定させたかったので緑黄色野菜が必要だったのだ。

午後は街をウロウロして過ごす。日本に持って帰る「もらってもうれしくない」お土産をさがしているのだ。コミック屋を見つけたので入ると、学生さんだらけだった。いくつかの楽しい造形をながめてから、コミックの本棚をのぞいてみた。おおきく2つの分類がされているらしく案内板には「スーパーヒーローもの」「スーパーヒーローじゃないもの」と表示されている。アメリカではいまだにスーパーマンやスパイダーマンといった往年の超人達ががんばっているらしい。日本でも磯野一家ががんばっているが。

店員のおにいさんたちがしきりに客に「何をさがしているのか?」「どういったものが読みたいのか?」と聞いてまわっている。ものを売るという仕事よりも、大好きなコミックを紹介したい、みんなで話題を共有したいという意気込みが伝わってくる。利益よりも目的のある商売は良い商売。こちらにもまわってきたので「ヒーローものはいらないよ、世界観が攻殻機動隊の士郎正宗ほど綿密で、AKIRAの大友克洋ほど緻密な作画で白黒」と尋ねたら困ってた。

ABT前で生徒達がおりてくるのを待つ。お世話になったご家庭のお母様と話す。Kちゃんはこの二日間とても楽しかったらしい。お友達とは夜眠れなくなるくらいお喋りがはずんだそうで、止まらないので昨晩はお母さんが見張りに立ってなんとか就寝したらしい。土曜日に食事をしたときに一緒になった別の日本人家庭のお子さんがKちゃんになついていたらしく、次の日のプールの時もずっとKちゃんにべったりだったそうだ。

どこかの日本食材店で買い物をしたらしく、Kちゃんの抱えている布バッグの中に日本のお菓子らしきものが見え隠れしている。ボストンにいくまで残っているだろうか。いつもの地下鉄に乗り、いつもの地下通路を歩き、いつものデリで夕食をとる。楽しい週末は終わりだ。お世話になってばかりもいられない。

ひとりでバレエに向き合い、ニューヨークの街、アメリカ社会に向き合って行かなければならない。それがKちゃんにとってこの夏の使命なのだ。

宿に帰ると、同室の女の子達が順にシャワー中だったので、外に出て30分ほど待つ。

明日は7時半に集合だ。
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テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術



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