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北米バレエ留学についていった話
京都のはずれにある小さなバレエ教室からいきなり4人の生徒がニューヨークとボストンにバレエ留学をすることになり、教室の先生の配偶者である甲斐性なし旦那が生徒達を引率してひと夏を見守ることになったのだが…
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Author:引率の者
妻(元バレリーナ)が拾ってくれなかったら、僕はとうの昔に大西洋で魚のエサになっていただろうな。いまは小さなバレエ教室の隅っこで日々たのしく暮らしています。もう大丈夫。



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NY小坊主
0708.jpg
このところ、朝晩の気温が非常に高く、真夜中に汗びっしょりで目を覚ますことが多くなってきた。昨日のログ書きなども残っているので、早々に起きだして作業を開始することにした。妻からメールが届いていた。

先日こちらの出したメールの内容にかなりご立腹の様子。簡潔に要約すると「なに言ってんの?別にいいじゃん。ひどくない?それ脅し?」である。知ってか知らずか、自らを正当化せんとするが故に論点のすり替えを図ろうとしているのが見て取れて、腹が立つやら悲しいやらでぐったりしてしまった。問題は「相談無しに家電を増やしたこと」であって、「家電の必要性」を論議しているのではない。また「家の様子が変わっちゃってたら、ぼく帰れない」は脅しなどではなく、事実である。もともと放浪癖のある男が奇跡的にも毎度毎度帰宅をしているのである。

僕は常々、人や動物、その他有機物などウツロウモノには個別の時間軸があるのだと思っている。死んだり消滅したりすれば個別の時間軸は途切れる。僕がいた頃の家の時間軸は夫婦ともに歩んできたもの。現在家の時間を進めているのは妻と、僕にかわって妻の世話をしてくれる義母だ。これまでの家中に関する夫婦の合意形成が少々崩れ時間軸にずれが生じるのは仕方ないこととはいえ、これを出来る限り保持するのは家に残る妻の役目ではないのか?来月無事に帰国した後の僕自身がもとに戻せる時間軸と、そのときの家の時間軸に大きな隔たりができているのであれば、僕が感じるのは「疎外感」である。自宅において疎外感を抱くようであれば僕のような根無し草にとってそれは当然帰るべき場所ではない。「パパきもい」とかいう年頃の娘をもつ父親になんて到底なれない。

だからそのようなことを要約して「拝啓、いかがおすごしでしょうか。後で電話をしますから。かならず出てください。おねがいします。敬具」と結び急いで送信をした。

KちゃんをABTに送り、急いで宿にとってかえし、朝食のコーヒーに砂糖とミルクをたっぷり入れて飲み、蜂蜜をかけた焼きたてのパンケーキを6枚ほどいただき、もう一杯コーヒーゆっくりを飲んでから日本に電話をする。明瞭なる思考が必要なのである。相手は近年ますます賢くなり騙しづらくなってきた。

妻は先程のメール本文ほどは怒っていなかったと信じたい。何やら昨晩は嫌な夢を見てついそのような返信をしてしまったとのこと。それでは致し方なきこととして件の妻からのメール本文は丁寧にそこいら中に保存をしておく。後で何ぞのまじないにでも使えそうだ。妻の見た夢というのが、僕がニューヨークでどこぞのおねいさんとよろしくやっているとかいないとか、たいへんうらやましい内容で少しはお相伴にあずかりたい様なものであった。こちらではオカマの二人連れに声をかけられた以外は、いっこうにお誘いも無く、酒も飲まず、日が暮れれば眠り、夜が明ければ起きるという小坊主のような生活をしているのである。

実母からの戒め「調子にのりなさんな」を忠実に守り、生徒の夢の成就を祈願して、毎日宿からABTへのお百度参りに勤しんでいるのである。僕はもう疲れた。道半ばにして疲れたよれよれ三十代だ。それでも僕には生徒の後見人としての使命がある。生徒達には他に頼れる者がいないのである。そうだボクシングに行こう。

よく動き、汗を流して、すこし気持ちが回復した。運動は良いものだ。

Kちゃんをむかえに行き、普段仲良くしているこちらに在住する日本人の同級生のお母さんとお話しをした。明日は終業後にKちゃんをお食事に連れて行ってくれることになった。帰りはKちゃんの宿泊先まで送ってくれるとのことで、今週末のスタートもKちゃんにとって楽しいものになりそうだ。

日曜日のシックスフラッグス行きは、やはり子供達だけでの遠征には多少不安があるので、もうすこし計画を練ってから次週以降に実現する方向で延期となった。代わりに何かこの日曜日にできるイベントはないか考えてくれるようだ。一生ものの思い出に刻まれるひと夏の経験だから楽しいものにしてあげたいねと合意に至る。

帰りに本日のクラスの様子を聞くと、Kちゃんは休んでいる生徒の代役でまたもや大忙しであったとのこと。こちらは順調には違いない。

夕食はスープとパンを食べて、明日以降のスケジュール確認をした後に解散した。明日は8時集合だ。
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テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術



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