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北米バレエ留学についていった話
京都のはずれにある小さなバレエ教室からいきなり4人の生徒がニューヨークとボストンにバレエ留学をすることになり、教室の先生の配偶者である甲斐性なし旦那が生徒達を引率してひと夏を見守ることになったのだが…
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妻(元バレリーナ)が拾ってくれなかったら、僕はとうの昔に大西洋で魚のエサになっていただろうな。いまは小さなバレエ教室の隅っこで日々たのしく暮らしています。もう大丈夫。



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シックスフラッグス
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週末のお楽しみ第2弾はKちゃんたっての希望で遊園地に行くことになっていた。ニューヨークから最寄りの遊園地と言えばご存知シックスフラッグス。その数多の絶叫マシーンは日本のバラエティー番組でも度々紹介されてきた。

事前にシックスフラッグス行きのバスを予約しようとNJトランシットの窓口に行った時に、出発当日の午前9時までに窓口にくれば順にバスにのせてやると言われていた。

8時にKちゃんと集合し、ポートオーソリティのバス発券窓口に行くと、本日の遊園地行きでワキワキする若者達でごった返していた。「Great Adventure」と表示のある窓口が、シックスフラッグス行きのバス券と割引入場料を扱っている。このシーズンのシックスフラッグスには遊園プールも併設されているのだが、そちらのチケットは買わなかった。水着も持ってきていないし。

バス券を受け取ると、「オウボンパン」で朝食を購入する。ここのベーグルはアメリカでは珍しくいつもやわらかくておいしいのだ。言われたバス発車ゲートに向かうとバス券を運転手に渡し、席に着いた。すぐに満席となりバスは動き出した。またすぐに後続のバスが発車ゲートに並んでいるのだろう。ニューヨーク市をあとにするバスの中で朝食を食べ、ひと眠りするとバスはハイウェイを降りて一般道に入った。

湿地帯のなかにいきなり巨大ジェットコースターの構造物が立ち上がる。シックスフラッグスだ。バスを降りるときに帰りのバスを聞くと、6時半と言われた。時間厳守だ。これに遅れるとこの沼気漂う草むらで一晩を明かさなくてはならない。

入場をしてまず何に乗りたいかをたずねると、最初から怖いのは嫌だというので、円形のボートに乗って急流を下るアトラクションから乗ってみることにした。

アトラクション開始の10時をすぎてボート乗り場に行くと並ぶことなく乗船できた。係の人が荷物をロッカーにしまえというので財布だけ残してすべてしまう。舟の同乗者はがたいのよいおっさん2人。おっさん達だけで何をしているのか。まあ僕もおっさんだけど。よくある乗り物で特に目新しいことはないのだが、適度に水にぬれてすでに熱くなり始めているニュージャージーにお昼前にはちょうど良い清涼であった。おっさんたちは体重が重いので、常に丸い舟の重心となり川下側に回ってしまうので、急流に突っ込むと大量の水がかかることになり悲惨な状況になっていた。

次にせっかく遊園地にいるのだから「ゆるいめ」のジェットコースターに乗ろうということで、目の前にあった二種類の乗り物からおだやかそうな方を選ぶ。もう一方は座席がつり下げ式となっていて、なにやら複雑な軌道を描きながら乗客をあらぬ方向に振り回していたので、内臓および頸椎に重大な危険を感じて避ける。こちらも並ぶこと無く乗車できる。休日なのにこのお客の少なさはまだそれほどここに人が集まっていないからだと理解。ここでは誰も開園前から並んだりしない。

その「おだやかそうな」ジェットコースターは発進してすぐにカーブを曲がってから、長いのぼりを牽引されていく。下から見えていたのはここまでだった。のぼりは意外に長く、そのうちシックスフラッグスの全貌が見渡せる距離まで上がってきた。すこし不安になり始める。こんなに高かったのか?

その乗り物は頂上まで登った直後に案の定急降下を見せた。ほぼ垂直と思えるレールを下る。一気に加速して地面が迫ってくる。経験したことの無いスピードで地表をかすめて次のループに突入する。後で調べると最高時速130キロとあった。

さんざん振り回されて地上におりると、明らかに平衡感覚が狂っていて胃の調子もおかしい。悲惨なことになる兆候だ。Kちゃんもいままでの短い人生で乗ったお子様用ジェットコースターとは明らかに違うと言っている。これでは一日身が持たないので、もう少しおだやかな乗り物を捜す。まだ朝なのだ。

このあと、簡単そうな乗り物にのっては騙されるを繰り返すことになる。某「カリブの海賊」ように展示物を見ながら遊覧する乗り物だと思えば、真っ暗闇の中を予測不可能な方向に振り回されたり、昔ながらの基本的な構成のジェットコースターだと油断していたら、発車前にやおら座席が倒されて、家畜のごとくぶら下げられたまま地表に突っ込んでいったりした。

もうこうなると、この遊園地の何事にも信用ができなくなってくるもので、そこにあるメリーゴーラウンドですら次の瞬間には傘状に変形してちびっ子どもをばらばら振り落としながら立ち上がっていくのではないか。ロープウェイに乗って行く先にはこん棒をもった赤鬼青鬼が待ち構えていて老若男女とわず降りてきた乗客を大リーグ級のスイングで池にたたき落としているのではないか。

そう疑い始めると途方にくれてしまったので、お昼ご飯にすることにした。遊園地プライスなので少し高いがそれでもアメリカンサイズのハンバーガーをいただく。湿地帯とはいえ日陰にいると、風が涼しくて気持ちがよい。遊園地内を我が物顔で練り歩く野生の鴨、池にはやたらと多い亀の群れを眺めているとそれでも良きピクニックであったと思わざるを得ない。

その後も、丸太状の乗り物に乗る急流下りでは、終点直前にこちらに向けて水鉄砲が設置してあり25セントを投入すると誰でも可哀想な乗客に向かって放水することのできる、とてもおせっかいな設備のお世話になった。また、某「機関車トーマス」に酷似しているものの、大人の事情でその名を冠しないジェットコースターは木製の座席のセーフティーバーがゆるゆるで、振り落とされる恐怖と尾てい骨に伝わる暴力的な振動の二重苦を体験することができた。

強い日差し、高い気温、疑心暗鬼のアトラクションの数々で少々疲れが出てきたので、休憩所となっている木陰で水を飲んでいると、カワウソとカピパラの中間的なそれはそれは可愛らしい動物が二足でたちあがり、休憩している人間達にとても上手な頂戴頂戴をしていた。これはアトラクションの一部なのか?とそこにいる全員がいぶかしんではいたようだが、動物はフライドポテトやハンバーガー等のジャンキーな食物を貰っていた。

もう一度丸い舟の急流下りをして適度な水をあびて体を冷やし、バスの発車時間を待つ。KちゃんはABTのクラスメートを連れてまた来るという。その時にはさらに怖い乗り物に乗せられることになるのだろうか。明日は10時集合。
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テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術



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