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北米バレエ留学についていった話
京都のはずれにある小さなバレエ教室からいきなり4人の生徒がニューヨークとボストンにバレエ留学をすることになり、教室の先生の配偶者である甲斐性なし旦那が生徒達を引率してひと夏を見守ることになったのだが…
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Author:引率の者
妻(元バレリーナ)が拾ってくれなかったら、僕はとうの昔に大西洋で魚のエサになっていただろうな。いまは小さなバレエ教室の隅っこで日々たのしく暮らしています。もう大丈夫。



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911以降の変化
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5時に起床。Kちゃんを送ってから、宿泊先に戻り荷造りをしてチェックアウトするつもりだが、気の早い清掃スタッフに物を捨てられても困るので簡単にパッキングをしておく。

KちゃんをいつものようにABTに残してから宿泊先に戻るとまだ無料朝食の時間だったのでありがたくいただくことにした。すわってパンを食べていると日本語で話しかけてくる人がいたので振り向くと金太郎顔のひとのよさそうな男性であった。ここで初めて出会う日本人である。アメリカ在住の日本人で過去にはニューヨーク市にも住んでいたことがあるとのこと。

Kちゃんも日本食が恋しくなる頃であろうから、よい日本料理レストランを紹介してもらう。男性は気さくな方で向かいに座った旅行者とも野球の話で盛り上がっていた。向かいの北欧から来た旅行者は初めて野球の試合を観に行くらしい。ルールもあまりわかっていないようだし、一試合が通常3~4時間かかることも知らなかったようだ。ニューヨーク・メッツの試合スケジュールを見ながら、なぜ同じ地で同じ対戦相手との試合が3連続も続くのかという質問をされて、アメリカは広い国だから一個球団が移動するのは大変なことなので、サーカスの巡業のようにしばらく滞在しては移動するを繰り返しているのかなぁ、どうでしょう?と答えた。

部屋に戻って、最終的な荷造りをして忘れ物を確認し、チェックアウトのために受付のある1階に降りていった。もうすっかり顔見知りになったスタッフにお礼をいって宿泊先をあとにする。カフェテリアのテレビではワールドカップ日本代表が日本国国家を斉唱しているところだった。近くにいたアメリカ人が「この曲はなんか聞いてしまうわぁ」と言っていた。厳粛な気持ちになっているのに、歌い終わりにテレビカメラが会場のサポーター達のバカ殿姿を写すのは現地人テレビスタッフの勘違いだ。あれはサムライではない。世界が混乱するので、この間だけはバカ殿メイクのサポーターの皆さんは狐のお面でもかぶっていてほしい。

荷物を背負い地下鉄に向かう。先ほどの日本人男性も一緒だ。美術館を見てから夕方の飛行機で自宅のある州に戻るという。歩きながら男性と話す。ニューヨーク市の治安状況はこれでも相当改善しているらしく、2001年の同時多発テロ以降、市民の間に相互扶助の意識がめばえてきたそうだ。2003年のニューヨーク大停電では市民がつとめて交通整理や治安維持にあたり、この闇夜に乗じての盗みや暴力はほとんど報告されていないようだ。テロ行為について擁護する気は全くないのだが、この市民の意識の変化があったのとなかったのでは、今日まで理不尽な暴力によって毎日のように死に至らしめられる善良な一般市民の数は如何様に違っているのであったか。「9.11」に犠牲になった数千柱の尊い御霊は今もなお、グランドゼロより市民に向けて非暴力と良識を啓蒙している気がしてならない。しかし、しでかしたことへの代償は支払わなければならない。僕はアメリカ合衆国による適切な範囲での軍事報復を容認する。これは大人のルールだ。

男性とわかれ、新しい宿泊先に到着する。チェックインまでまだ時間があるのでラウンジを開けてもらい、ネットに接続して作業をする。ワールドカップの試合状況は、インターネットを飛び交う未曾有の文字情報を作業画面の片隅に流し続けて確認する。

日本が惜しくもPK戦で敗退したことを確認してから外出する。荷物は親切な受付おねいさんに預かってもらった。ここは家族経営なのか、おねいさんはかわいらしい幼児の入ったベビーカーをゆすってあやしていた。若いのにもうお母様なのであろうか。

劇場街でデイビット・レターマンのテレビ番組の撮影を見る。鷹の爪団の吉田君風とレオナルド風がいた。レターマンはさしずめ総統閣下だ。

ABT前まで行くとこちらに在住の日本人の生徒のお母さんとお兄ちゃんが生徒が降りてくるのを待っていた。この子もKちゃんがよく話してくれる子だ。ニューヨーク市郊外から毎日で1時間以上もかけてここまで通っているのだそうだ。

夕食の時、Kちゃんに2回目のボストン旅行について計画変更を提案する。本来は土曜日出発の1泊の予定だったが、金曜日の授業が終わったらその足でペンシルバニア駅からアムトラックに乗り、夜10時にボストンにつく。ハイシーズン中には連泊しか受け入れていないという、先週お世話になったあのゲストハウスに宿泊する。土曜日は朝から一日ボストン組と遊んで寮にもどし、ゲストハウスにもう1泊する、という2泊3日の旅程だ。土曜日を全日ボストンで過ごせるのは余裕があって良い。少しの距離なら遠出もできそうだ。

宿泊先に帰って洗濯をした。昼間に地下にコインランドリーの存在を確認しておいた。乾燥機が壊れていたので、すべて部屋干しにしなくてはならない。

宿のスタッフに昼間写真におさめたレターマンのショーの一部を自慢したりして過ごす。

あしたは8時半集合だ。
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テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術



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