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北米バレエ留学についていった話
京都のはずれにある小さなバレエ教室からいきなり4人の生徒がニューヨークとボストンにバレエ留学をすることになり、教室の先生の配偶者である甲斐性なし旦那が生徒達を引率してひと夏を見守ることになったのだが…
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Author:引率の者
妻(元バレリーナ)が拾ってくれなかったら、僕はとうの昔に大西洋で魚のエサになっていただろうな。いまは小さなバレエ教室の隅っこで日々たのしく暮らしています。もう大丈夫。



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同級生
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朝ご飯を食べてからKちゃんと集合し、お昼のサンドイッチを買ってランチボックスにしまい、ポートオーソリティの長い地下通路を通って地下鉄駅へ。

ニューヨークでの生活が再開した。いつものようにKちゃんをABT前にならぶ生徒の列においてから、地下鉄駅にもどる。今日はユニオンスクエアに市場が立つ日で、もうたくさんのテントが並んでいる。農家直送の野菜や果物、ハーブなどを商う店。パン屋、肉屋、猫草屋。八百屋にはアジア系の店主と従業員が多いようにみえる。ハーブ屋の店先を買う気もなく右往左往したのはローズマリーのあたりの香りを拝借するためだった。加工食品のお店は、この時間はまだ製造に追われているのか出店数は少ないよう。猫草屋は丸まると太った猫が草食ってる写真の看板をならべていた。

市場をとおりすぎてジョージワシントン像まえでは朝に弱いはずの芸術家達が各々の作品を並べ始めており。野良チェス侍たちが盤と駒を並べ早くも対戦相手を待っている。二人組の女がプラカードを掲げ、ここで不当に逮捕され作品を失ったことを訴えている。石畳には昨晩のうちに誰か足跡状に無数の顔をチョークで描いておりどこかへつながっていた。地下鉄に乗り8番街駅で乗り換える。この駅は地底人の前哨基地であり、無数の地底人が朝の通勤客にまぎれて観光および工作活動に余念がない。

宿泊先に戻って少し眠る。いまABTでがんばっているKちゃんには申し訳ないのだが、もう少し休息が必要なようだ。思考がクリアーでないのは失敗のもととなる。

起きると昨晩からのルームメイトは全員チェックアウトした後の様で部屋には僕と僕の荷物のみが残っていた。1階のカフェテリアに降りて作業をする。今日はあまりはかどらない。これだけで今日の午後は終わりそうだ。ニューヨークくんだりまで来て何をやっているのだろうかと思うが。ここでワールドカップに見入っている人々も同類だ。

3時をすぎて作業を中断し、荷物をかたづけて出かける。本来滞在する予定だった宿泊先の改装工事の状況を確認するためだ。電話には誰も出ない。ブロードウェイ通りの劇場街に近い宿泊先の最寄りの駅まで地下鉄に乗る。

駅から歩いてすぐの距離にあるその場所に着くと以前に状況の確認に来た時に話したことのあるスタッフおねいさんが扉を開けてくれて、やっと完了したよ、と教えてくれた。予約の確認と変更をしてから、明日から御厄介になることを述べて宿を後にする。ここからKちゃんの宿泊先までゆっくり歩いて所要時間を確認。約10分。もうすっかり顔なじみとなった、このあたりのアパート数軒を担当する掃除夫に10ドルを気軽にせびられるが、わたしの財布は管理されているので自由にならないといって断った。

ABT前までいくと、日本人の女性に声をかけられた。Kちゃんと同級生のご両親だという。この同級生ちゃんはハーフだ。家でも学校のことKちゃんのことをよく話すらしく、あたらしい日本語の言葉をお母さんから教わっては、Kちゃんに日本語で話しかけているのだそうだ。

Kちゃんが降りてきたので、同級生ちゃんのご両親に挨拶をして、その場を後にした。同級生ちゃんはいつもなかなか降りてこないらしい。お友達がたくさんいるのだろう。

夕食はいつも変わらないレニーズで、ホットサンドイッチを食べようということになった。説明を読んでもよくわからないので、メニューの一番上から毎日順に試そう。サンドイッチを作ってもらっていると電話が鳴った。「もしもし」と日本語で電話に出ると「ハロー」と返ってきた。日本人からの電話ではない。ボストン組の生徒が早速なにかやらかしたのかとドキドキしていると、電話の相手は先日ABT前で話した姪がABTを受講しているを言っていた人妻だ。

僕は人の顔をよく覚えられないので、その後ABT前で顔をあわせていても挨拶していなかったらごめんなさい。今度見かけたらケツでもしばいてください。と謝罪すると、あら、あれからABTには行ってないわよ。それより、今度の金曜日に夕食でもどうかしら?

よろこんで、Kちゃんと一緒なら。

堅苦しくはしたくないので、普段着で来てちょうだい。住所はイーストサイドのこれこれ、電話番号はどれどれ。待ってるわね。ガチャ、ツーツー。Kちゃんの意向を聞いていなかったので、週末にアメリカの一般家庭を訪れるのは面白そうだが、どうするかねと聞くと、行くという。ひとつ楽しい予定が出来た。

本日の夕食のサンドイッチは七面鳥にクランベリージャムが挟んである何とも不思議な代物であった。明日以降に期待。

宿泊先に戻りシャワーをしている間に日本からの着信が携帯電話に記録されていた。NちゃんとMちゃんのお母さんだ。こちらから国際電話をかけると応答が無いので、アイコ先生に電話すると昨日夕方にNちゃんが熱を出したので薬を飲んだという報告がボストンからあったとのこと。37度8分。

いざという時は6時間以内にマウントアイダ大学の寮まで到達できるが、生徒達はあちらの公衆電話から国際電話がかけられるようだし、日本語の話せるスタッフ、常駐の看護士の存在もあるので、まかせておいても大丈夫だと判断する。

明日は7時30分に集合。
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テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術



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